NHK党のガーシー参議院議員について、複数の著名人から脅迫や名誉毀損などの容疑で告訴状を提出され、警視庁が議員に任意の事情聴取を要請したことが捜査関係者への取材で分かりました。
捜査関係者によりますと、NHK党のガーシー参議院議員から、インターネットの動画投稿サイトを通じて、脅迫されたり中傷を受けたりしたなどとして、
複数の著名人が、脅迫や名誉毀損などの容疑で、警視庁に告訴状を提出したということです。
これを受けて警視庁は、事実関係を確認するため、12月24日、ガーシー議員に対し、弁護士を通じて任意の事情聴取を要請したということです。
警視庁は関係者への聞き取りや、投稿された動画の内容の確認も行っているということです。
NHK党の立花党首は記者会見を開き、27日、ガーシー議員とSNSで連絡を取り合ったところ、日本に帰国して警視庁による任意の事情聴取に応じる意向を示していると説明しました。
そのうえで「警察の事情聴取などは逃げることなく受けてもらいたいが、ガーシー氏の生命や身体への危険がないと保証できないため、私としては日本に戻ってきてほしくない。
ガーシー氏による名誉毀損や脅迫は確かに存在するのだろうが、唐突な動きだと思うので、少し時間をかけて考えてもらったほうがいい」と述べました。