不正入手した他人のクレジットカード情報で購入したギフトカードを受け取ったとして、兵庫県警と宮城県警は10日までに、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)などの疑いで、中国籍の会社社長の男(41)=東京都豊島区=を逮捕した。
逮捕容疑は昨年7月12日、埼玉県の60代男性名義のクレジットカード情報を使って仲間が購入したギフトカード30枚(計15万円相当)を、自身が経営するさいたま市の会社に送らせた疑い。
カードを同社に転送する役割を担ったとされる中国籍の大学院生の男(28)=西宮市=もすでに窃盗容疑などで逮捕している。会社社長の男は「身に覚えがない」と容疑を否認している。
兵庫県警などは、会社社長の男が不正入手したギフトカードで日本製品を買い、中国で転売して利益を得る犯罪グループの中心人物とみて、組織の全体像を調べている。
神戸新聞NEXT
2023/2/10 19:58
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202302/0016040518.shtml