茨城県の大井川和彦知事は9日の記者会見で、茨城空港(同県小美玉市)の2019年の利用者数が過去最多の80万人を突破することが確実になったと明らかにした。スカイマークの茨城―神戸線の増便や、中国からのチャーター便が相次いだことなどが寄与した。大井川知事は「茨城空港を活用した観光誘客の可能性が広がってきている」と強調した。
茨城空港は自衛隊との共用空港のため、大井川知事は「(現状では)発着便の拡大は非常に難しい」との認識も示した。県は今後、国などと協議を進め、発着枠の拡大や給油体制の確立などについて調整を進めていく考えだ。
空港の知名度向上のための愛称変更に関しては有識者の意見を踏まえながら、「今年度中にある程度の検討を進めていきたい」と話した。茨城空港は現在の愛称で、正式名称は百里飛行場。
2020/1/9 16:59
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54218270Z00C20A1L60000/