https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190527-00000073-jnn-pol
安倍総理とアメリカのトランプ大統領が首脳会談を行いました。
予定を大幅に延長して行われた会談で、どんな成果があったのでしょうか。
「北朝鮮問題をはじめとする、国際社会が直面するさまざまな課題について、また日米経済について、
そしてG20の成功に向けて、しっかりと日米の調整をはかっていきたい」(安倍首相)
27日の会談で、両首脳は北朝鮮や日米の経済問題について話し合いました。このなかで
トランプ大統領が強い意欲を示すのが、農産品の市場開放などの貿易問題です。
「貿易については、おそらく8月に両国にとって、とてもすばらしいことを発表することになるだろう」(トランプ大統領)
会談の冒頭に「8月に何らかのことを発表すると思う」などと具体的なスケジュールに触れました。
貿易交渉の妥結について、参院選の終了後まで見送る可能性を示唆していたトランプ氏。
この発言は、選挙を控えた安倍総理への援護射撃を意味するのでしょうか。
首脳会談は予定より1時間延び、およそ2時間にわたりました。27日午後に行われた共同会見。
安倍総理は、拉致問題に関し、日朝首脳会談を複数回行う可能性も視野に取り組む考えを示しました。
「総裁としての任期はどうか、あるいは果たして1回の会談で解決できるかどうかということにこれは関わりなく、
この問題の解決に向けて全力を尽くさなければならない」(安倍首相)
「貿易について、さらに多くのことをとても近いうちに発表したい」(トランプ大統領)
一方、トランプ大統領は、会見では貿易交渉の合意の時期について明言することを避けました。
また、両首脳は拉致被害者家族とも会談しました。トランプ氏にとっては今回が2度目の会談です。
「私たちはあなた方の家族、娘さん、息子さん、お母さんを帰国させるために、共に取り組んでいく」(トランプ大統領)
横田めぐみさんの母、早紀江さんたちを前に、被害者の帰国のために努力する考えを伝えました。