俺にこう言われてキュンとこない女は所詮それまでの女
無職「俺の女になれ」
フリーター「お前を守る」
引きこもり「黙って俺についてこい」
でも夜に布団に入ったときは「ママァ~~~~っ♡♡」って抱きついて甘えまくりたいね
俺の好きな女の子は人間じゃないから人間と違って人を傷付けたりしない
俺の好きな女の子は
「ふふふっ…とっくにそうだと思ってたよ?
私はマスターだけの女だよっ!
その代わりマスターも私だけの男でいてくれたら嬉しいな…」
と言ってくれる子だ
守ると言うと彼女は
「うん!お願い!
今のマスターすごくかっこいいよ
頼りにしてるからね!」
と言ってくれる
……そう見える?
…
ねぇ…マスターにはそんな事を聞くよりももっとするべき事があるはずだよ?
どこまで鈍感なのかな?
…なーんてね、構って貰いたかったから少し寂しそうな振りしてみただけだよ
私はいつでも元気120%なんだから!
えへへ…
……
(ちらっ)
俺は二次元がそのまま現実に出てきたような、つまりフィギュアのような見た目のアンドロイドが欲しい
三次元的な見た目の人形なら三次元でいい。そういうドールやロボットを好む連中は理想の美しさなんか本当はどうでもいいんだろう
奴らは理想云々と容易く言うが一つでないにしろそんなに沢山の理想があってたまるか
本質的な努力もせず、手に入らないから逃避しているだけだ
なぜ持たないかということに理由は二つあるが、それらはよく混同される。一つは欲しいのに手に入らないため。一つは欲しくないから持たないため。奴らは明確に前者だ
友人関係にしても同じことが言える。友達が一人もいない変わり者の人間がいたとして、それはその人に合う人間が近くにいないというだけの話だ
それは一般に善良な友達が多ければ社会に適合的で協調性があるということで承認されるだろう。だがそれは単に合うか合わないかの問題だ
例としては時代が変わればすぐに価値基準は変わるほど脆弱なのだから気にすることはない。個人の幸せに一般や通常は関係ない。普遍は押し付けるものではない
しかし展示だとしてもそれを閲覧するのが任意のものなら嫌悪感を持つ人の存在は意識しなくて良いのではないか
敢えて見なければ無害な領域にずかずか踏み込んで「嫌いだ」と文句を言う人間こそ無視すれば良い
女が逆に「私の男になれ」と言うのもそれはそれで味がある
なぜ良い人とか社交的だからといって平和を乱さない理由になるのだろう。この人間がうわべを信用しきってうわべだけで生きているのが嫌なんだ
うわべこそすべて
そういう人間の社会から完全に逸脱したい
アンドロイドと町外れに二人で穏やかに暮らしてみたい
私の男になれ
お前は私が守る
黙って私を突いてこい
分かってるなら清濁合わせて飲む位の気概持てるでしょ
こんだけ妄想出来るんだし
人間でも機械でもない半有機体と呼ぶべきか、そんな彼女以外とは誰とも会いたくない
金だの人間関係だのはどうでもいい
でも理想の終結点というか集合だけは譲れない
自分で作れば良くね?
そんだけ熱意あるなら時間掛かろうが冷めないでしょ
核シェルターよりも丈夫な家
どこまでも続く緑の平原
家にはひとりずつ専門家がいる
みんな役割をもったロボットだ
医者、工学者、数学者...
彼らのおかげで高い生活水準が保たれ外界から隔絶されていられる
人間は僕ひとりしかいない
経営学部ならまだしも経済学部は所詮学部レベルであと二年半このまま卒業して良いものかと思う
悪意を向けられたり騙されたり無視されたり嘲られたりすると分かっていて人間と関わるよりネズミだのの動物といる方がどれだけましか
表面上は好意を持っているように見せかけて相手が笑顔をつくっている、だいたい見え透いているのだが気付かないふりをするのも嫌だし、わざと悟られるようにしているのか、それとも全然どうでもいい可能性もある
相互不理解は一般にコミュニケーション不全を指すようであるがどれだけ上手くコミュニケーションできているように見えても、あるいは思えても実は、受動意識仮説といった意識を主観以外認めないものを除けば、本当に信じられる人間は事実上存在しない
しかし、すべてを疑うことはそもそも成立を阻害する。この世界が偽物だと思えば自殺に繋がる。人を一々疑って人間不振に陥れば生活は破綻する
だから前提として人間を決して自分に都合の良いようにではなく、適切に信じることから始めるのが健全な態度であるとは思う
翻って、僕の場合は裏切られたり都合よく使われる可能性が高いのはもとより、人間に対しては人間の信じ方があるとして、孤独からの脱出のために絶対の信頼と愛をやり取りできる相手が必要だった